日本では正式には武術太極拳という競技名称で普及しており、長拳・南拳・太極拳等の拳術があります。
競技では套路(型)を演武し、その動作の「力強さ」「美しさ」「技の完成度」等を10点満点で競います。 2019年には国体での公開種目となるほか、東京オリンピックの追加種目の最終候補となるなど普及が進んでおります。(残念ながら今回は追加種目とはなりませんでしたが、今後に期待されます。)
格闘技としての武術は、社会情況の変化につれて、次第にフィットネス・スポーツ種目として心身の鍛錬と修養を目的とするようになりました。 そもそもの目的が敵と闘う事である為、その技は合理的でかつ、高度な技術体系を有する運動であり、これを行うことに芸術表現の喜びを得られる、『ココロとカラダの自分磨き』のスポーツと言えるでしょう。
近年、アジア諸国にとどまらず、欧米各国でも広がりを見せています。
全日本競技会の様子(下起悦郎 長拳 1位優勝)